スプレッドシートを利用していると日付を入力したら、その日が何曜日かを自動で表示させたいということがあると思います。今回は曜日を表示させるために、TEXT関数を利用して曜日を判別して表示させる方法を解説します。
入力した日付、もしくはセルに入力されている日時からその曜日を表示さたいと思うことがあると思います。そんな時は指定した表示形式に従って、数値をテキストに変換してくれるtext関数を使用します。
text関数の基本構文は下記のようになります。
=TEXT(数値, "表示形式")
今回は日付から曜日を取得したいので『数値』の部分に日付を、『表示形式』のところに曜日が表示されるように指定します。
数値の部分で日付を指定する場合、日時を直接指定する事もできますし、日付を取得する関数や、日付が入力されているセルを指定することも可能です。
特定の日付を指定する
=TEXT(DATE(2021,12,31),"表示形式")
今日の日付(開いた瞬間)を取得するTODAY関数を入れる場合
=TEXT(TODAY(), "表示形式")
D3のセルを指定した場合
=TEXT(D3, "表示形式")
次に表示形式の部分となりますが、曜日の表示形式は"DDDD"もしく"DDD"となります。
数値で取得した日付の曜日を『月曜日』のように表示
=TEXT(数値, "dddd")
数値で取得した日付の曜日を『月』のように表示
=TEXT(数値, "ddd")
TEXT関数の『数値』の部分には関数を入れることもできるので、今日の日付を取得表示するTODAY関数を組み合わせることで、スプレッドシートを開いた時点の曜日を表示させたいなんていうことも可能です。
打ち込んだセルにその日の曜日が『月曜日』のように表示される。
=TEXT(TODAY(),"DDDD")
打ち込んだセルにその日の曜日が『月』のように表示される。
=TEXT(TODAY(),"DDD")
曜日を表示させる時に、連続した日付で特に変更する予定がないのであれば、月、火と順に打ち込んでオートフィルする方法でもいいかもしれません。しかし、入力された日程に対して曜日を表示させたり、不規則に日付が連なるような場合には、今回紹介したtext関数を利用した方法で日付から曜日を表示させるのが便利です。
日付から曜日を判別して表示させる方法について解説してきました。スプレッドシートで日付を扱うTIPSという記事の中で日付を扱う方法を紹介していますので、そちらで紹介している方法と組み合わせることで他にも応用が効くと思いますのでぜひ自分好みに活用してみてください。
他にもスプレッドシートに関する解説をまとめていますのでよければ併せてお読みください。