最近、いたるところで目にするメルカリ(mercari)とは一体どんなサービスなのでしょうか。 オークションとは何が違うのでしょうか。 メルカリの特徴についてわかりやすくまとめてみました。
メルカリとは
メルカリとはネットフリマのプラットフォームです。
もともとはスマホアプリから始まったサービスですが、現在はPCからも利用できます。
メルカリの特徴
出品が手軽で簡単
ネットオークションの最大手と言えば『ヤフオク』が有名ですが、ヤフオクと比較するとメルカリの出品のしやすさは際立っています。 スマホで商品を撮影し、メルカリのアプリ内で写真を加工、コメントを追加して簡単に出品することが可能です。
月額費用がかからない
ネットオークションの中には出品用のアカウントを維持するために月額費用がかかるものもありますが、メルカリにはそのようなものがありません。 売れた時にだけ販売手数料がかかり、売れなければ手数料がかかることもないため、ピンポイントで何か売りたい人にはとても便利です。
オークションではなく、フリマ
オークションの場合、購入したい人が沢山いれば値段が上がっていき、人気のないものは安いまま終了というパターンが多いですが、メルカリの場合、納得のいく値段で値付けをした上で、売りたければ値段を下げていくというパターンとなります。
独自の文化がある
メルカリには即購入OKやNGなどという表記を見かけることがあります。 もともと購入前にコメントでやりとりしてから購入するという文化があり、それを重視する人は即購入を嫌がる傾向があります。
また、『○○様専用』といった文字を出品画像に入れている出品者もいます。 これは値段交渉などやりとりをした上で特定の人のみに購入してもらう目的でつけられます。
匿名配送システムがある
メルカリは出品時に『らくらくメルカリ便』を指定していれば、出品者には出品者情報のみが表示され、購入者には購入者情報のみが表示されるます。相手に個人情報を伏せたまま、取引完了まで済ませることが可能です。
ヤフオクなどの懸念点の1つに、出品を繰り返すことで不特定多数の人に個人情報が知られてしまうリスクがありましたが、らくらくメルカリ便を利用している限り、そのような心配はありません。これがユーザーの心理的障壁を取り除き、結果的にユーザーを増やしている理由の1つになっているのではないかと思います。
売上はポイントで支払われる
メルカリで商品を販売した場合、売上金は一旦メルカリポイントで支払われます。 このポイントはそのままメルカリで何かを購入するために使えますし、振込依頼をすることで登録してある銀行口座に振り込んでもらうことも可能です。 代金がメルカリを通して振り込まれるため、不特定多数の人に銀行口座を教える必要がありません。
商品の回転率が高い
オークションの場合、即決価格がない限りは、欲しい製品には高値をつけることで購入することが可能です。このため、終了時間にのみ、人が集中すると思います。一方で、メルカリの場合ははじめから売り手の納得する価格で出品されているため、誰かに買われてしまったら終わりのため、買い手は欲しい商品の値下げを待つメリットがそれほどありません。 そのため、相場さえ把握していて、正しい情報さえ記載されていれば出品商品の売れるスピードは早いという印象があります。
不定期でポイントの付与などがある
初回登録時を含め、キャンペーンなどで、期間限定ポイントが付与されることがあります。 これが初回購入のハードルを下げることに成功していると思います。
違法スレスレの出品もある
多重債務者向けに現金が販売されていたり、チャージ済みのスイカが販売されていたり、パチンコの景品が販売されていたりと法的に問題ありそうな商品が出品されていたことも話題になったのでご存知の方も多いと思います。 しかし、個人的にはそのような商品は探しに行かなければ表示されることもなく、普通に使っていれば犯罪に巻き込まれる感じはしません。
まとめ
実際に使ってみると、メルカリはユーザーの利便性を追求していてとても使いやすいです。 犯罪スレスレの出品が取りだたされる一方で個人情報が不特定多数に知られにくいシステムになっていますし、安全性も低くない。
家に不用品などある方は一度使ってみることをオススメしますよ。 意外と癖になってしまうかもしれませんが。