WebPとは?jpgやpngでダウンロード、変換する方法まとめ

webpの代わりにjpgかpngをダウンロードする

Googleが開発したWebPという画像フォーマットですが、慣れていないと扱いに戸惑うかもしれません。 WebPの説明、jpgやpngでダウンロードする方法、ダウンロードしたwebP画像を変換する方法を解説していきます。

WebPフォーマットとは

WebP(ウェッピー)とはグーグルが開発した新世代の画像フォーマットです。透過ファイルも扱えながら、jpegやpngなどのフォーマットよりもファイルサイズを2,3割程度小さくできます。ユーザービリティの観点からウェブサイトの高速化が重要視される昨今、多くのサイトで利用されるようになってきました。

A new image format for the Web

WebPのメリット

メリットの中
ポイント
  • 画像の劣化を最小限で抑えつつもファイルサイズの軽量化が見込める
  • 透過画像を扱える
ただファイルサイズが小さくなっただけかと思う方もいるかもしれませんが、Googleは2020年、Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)を検索結果のランキング要因に組み込むとに発表しました。Core Web Vitalsは読み込み時間、インタラクティブ性、ページコンテンツの視覚的な安定性という3つの指標で重要視して図られ、実装は2021年5月からと言われています。 つまりWebサイト運営者は否が応でもサイトの表示速度を気にしなくてはいけない時代に突入したということです。 そのような時代背景を考えるとWebPの普及を疑う余地はないでしょう。

WebPのデメリット

画像の劣化を抑えつつもかなりの軽量化を期待できるフォーマットとして広まりつつある一方、OS自体がデフォルトで対応していなかったり、多くの画像編集ソフトが未対応、web上のフォームでアップロードが許可されていないなど、まだまだ不便なことも多くあります。

WebPをMacのファインダーやクイックルック、サムネイルで確認できるようにするにはこちらの記事を御覧ください。

MacでWebPファイルを見えるようにする
WebPをMacのファインダーやプレビューで見えるようにする方法
グーグルの開発したWebP(ウェッピー)という画像フォーマットのファイルをMacOSのファインダーやクイックルック、プレビューで開けるようにする方法を解説します。

WebPの代わりにjpegやpngをダウンロードしたい

WebP画像がある場合、ChromeではデフォルトでWebP画像を読み込みますが、Webpに対応していないブラウザでは従来どおり、jpgやpngを読み込みます。つまりWebP非対応のブラウザを使用すれば別フォーマットの画像をそのままダウンロードすることは可能です。

chromeで画像をダウンロードする時に別フォーマットを選択する

ChromeだとWebPによりスピードの恩恵を受けられる一方で、ダウンロードしたい時にはjpgやpngのほうが使い勝手がいいかもしれません。とはいえ、画像をダウンロードするためだけにブラウザを変えるのは面倒です。

そんな時はブラウザに『Save image as Type』という機能拡張アドオンを追加することで、WebPの代わりにjpegやpngで画像をダウンロードすることが可能になります。

Save image as Type save image as typeをインストール

モーダルウィンドウで確認メッセージが出たら『機能拡張を追加』をクリックしてアドオンをインストールします。

インストール後、WebP画像を右クリック()するとjpgとpngが選択できるようになっているのが確認できます。

jpgやpngが選択できる

Webpをjpgやpngに変換する

ダウンロードしたwebPファイルを変換したい場合は変換ソフトを使用しましょう。 オンライン用、デスクトップ用といろいろなサービスがありますので自分の好きなものを選べば良いでしょう。

zamzar オンライン画像変換

ここでは無料で利用できるオンライン変換サービスのzamzarを紹介します。 多くの画像フォーマットを扱うだけでなく、画像以外の100以上のファイルフォーマットの変換も可能なサービスです。

zamzar.com

convertio オンライン画像変換

こちらも様々なフォーマットのファイルを変換できるようです。 Convertio

オフライン画像変換フリーソフト

WebPを変換できるWindowsのフリーソフトにはRomeolight WebPconvというものがあるようです。

Romeolight WebPconv(窓の杜)

Photoshop用WebPプラグイン

フォトショップでWebPを書き出したという人にために、『WebPShop』というプラグインが以下のリンク先より配布されています。

WebPShop

githubに書かれているインストール手順を確認するとダウンロードしたファイルをプラグインフォルダに入れるだけのようです。

github

まとめ

WebP(ウェッピー)は今後、Webコンテンツでは画像ファイルの主流フォーマットとなっていくと思います。そのメリットや使われ方をきちんと把握したうえで適切に使い分けられるようにしておきたいですね。
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