スプレッドシートにはグラフを作成する機能があります。今回は単月の販売成績の比較や商品毎の売上比較などを視覚的に表すのに便利な棒グラフについて説明します。
スプレッドシートによる棒グラフの作成と編集
棒グラフは単月の販売成績の比較や商品毎の売上比較など、シンプルな数値の比較などを視覚的に表すのに適しています。会社を舞台としたドラマや映画などで、営業成績の書き込まれたホワイトボードに出てくるシンプルなグラフで馴染みのある人も多いのではないでしょうか。
縦棒グラフ
例として反映したデータは単月の営業販売数を想定したものです。
- グラフの種類『縦棒グラフ』
- データ範囲『B3:B7,C3:C7』
- X軸『B3:B7』
- 系列『C3:C7』
横棒グラフ
棒グラフは縦棒グラフだけでなく、横棒グラフに簡単に切り替えることができます。『グラフエディタ』の中の『グラフの種類』で『横棒グラフ』を選択するだけです。
グラフの作成の手順
グラフを作成し、挿入するにはいくつかの手順があります。
- ツールバーからグラフのアイコンをクリック
- 『グラフエディタ』が表示されるので『設定』からデータの範囲を指定していく
- グラフにしたい表の範囲を選択する
- ツールバーからグラフのアイコンをクリックする
- 自動生成されたグラフを編集して調整する
- グラフにしたい表の範囲を選択する
- メニューの『挿入』から『グラフ』を選択する
- 自動生成されたグラフを編集して調整する
上の二つはツールバーのグラフのアイコン(画像の赤枠内)を使用します。
描画済みのグラフを編集する
すでに作成済みのグラフを編集したい場合は、グラフの右上にある『︙(縦三点リーダー)』アイコンをクリックするとメニューが表示されるので、『グラフを編集』をクリックしてください。
グラフエディタが表示されますので、そちらを編集してください。
作成したグラフは書き出し可能
スプレッドシートで作成したグラフは「png」、「pdf」、「svg」で書き出すことも可能です。 パワーポイントなどプレゼン資料や、illustratorなどのベクター編集ソフトでも利用できるのは使い勝手がいいですね。
まとめ
棒グラフは単純な数値の比較を視覚的に表現するのに便利です。シンプルな棒グラフは難しく考えることなく使えるので、数字ばかりがぎっしり詰まった資料にゆとりをもたせるといった意味で使っても良いでしょう。
なお、数値の比較に時間の推移を加えたい場合は折れ線グラフを使うといいでしょう。
また数値の比較だけでなく、全体の中での比率を視覚的に表現したいときには円グラフがオススメです。スプレッドシートのグラフやチャートに関する記事は他の記事で紹介しています。
スプレッドシートの使い方については下記の記事でまとめていますので併せてお読みください。