スプレッドシートで折れ線グラフを作成する方法

スプレッドシートで折れ線グラフを作成する

スプレッドシートにはグラフ描画機能が備わっています。今回は売上や販売数などの推移を視覚化するのに便利な折れ線グラフについて説明します。

スプレッドシートによる折れ線グラフの作成と編集

折れ線グラフは売上や営業成績などの推移を視覚的に表すのに適しています。グラフを思い浮かべた時に真っ先に思い浮かぶくらいよく使われるグラフで、基本的に横軸が時間、縦軸が数値となっています。

折れ線グラフ

例として反映したデータは2020年度の営業販売数の推移を想定したものです。

折れ線グラフ用データ
グラフエディタ内の設定
  • グラフの種類『折れ線グラフ』
  • データ範囲『B2:E14』
  • 系列『佐々木、大田、野田』
  • 行2を見出しとして使用『チェック』
  • 列Bをラベルとして使用『チェック』

グラフの作成の手順

グラフを作成し、挿入するにはいくつかの手順があります。

手順1
  1. ツールバーからグラフのアイコンをクリック
  2. 『グラフエディタ』が表示されるので『設定』からデータを入力していく
手順2
  1. グラフにしたい表の範囲を選択する
  2. ツールバーからグラフのアイコンをクリックする
  3. 自動生成されたグラフを編集して調整する
手順3
  1. グラフにしたい表の範囲を選択する
  2. メニューの『挿入』から『グラフ』を選択する
  3. 自動生成されたグラフを編集して調整する

上の二つはツールバーのグラフのアイコン(画像の赤枠内)を使用します。

グラフのアイコン

描画済みのグラフを編集する

すでに作成済みのグラフを編集したい場合は、グラフの右上にある『︙(縦三点リーダー)』アイコンをクリックするとメニューが表示されるので、『グラフを編集』をクリックしてください。

グラフを編集する

グラフエディタが表示されますので、適宜数値などを編集してください。

作成したグラフは書き出し可能

スプレッドシートで作成したグラフは「png」、「pdf」、「svg」で書き出すことも可能です。 パワーポイントなどプレゼン資料や、illustratorなどのベクター編集ソフトでも利用できるのは使い勝手がいいですね。

スプレッドシートのグラフを書き出す

まとめ

データをまとめるのに便利なスプレッドシートですが、数値をより感覚的に認識してもらいやすくするためにはグラフを効果的に用いた視覚化は欠かせません。

例えば、ITリテラシーのあまり高くない人や、忙しい上司などに共有する場合などは、シートの1枚目にはグラフを用いた要点だけをまとめたものにし、シートの2枚目以降にそれぞれの詳細データを入れておき、参照する別シートの詳細データは保護しておくといった運用もあるでしょう。数値などのデータを最新のものに反映させればグラフも自動的に変わるので効率が良いです。

スプレッドシートで別シートの値を参照する方法
スプレッドシートで別シートのデータを参照する方法について画像を交えてわかりやすく説明します。
セルやシートを保護する
スプレッドシートで特定のセルやシートを保護、解除する方法
スプレッドシートを共有する時に、変更を加えてほしくない内容がある時は保護機能を使いましょう。範囲を指定して保護する方法と、保護を解除する手順についてわかりやすく説明します。

また、資料を作成する時に細かいデータはスプレッドシートでまとめ、グラフは画像として書き出してパワポなどのプレゼン用のシートやpdfに貼り付けるといったことも考えられます。

折れ線グラフは利用頻度も高いので使い方を覚えておきたいですね。スプレッドシートのグラフやチャートに関する記事は他の記事で紹介しています。

スプレッドシートのグラフやチャートの作り方まとめ
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スプレッドシートでグラフの使い方や使い所についてまとめました。

スプレッドシートの使い方については下記の記事でまとめていますので併せてお読みください。

スプレッドシートの使い方完全マニュアル
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スプレッドシート初心者が一通り使えるようになるまでの知識を体系的にまとめました。
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