スプレッドシートにはグラフ描画機能が備わっています。今回は売上や販売数などの推移を視覚化するのに便利な折れ線グラフについて説明します。
折れ線グラフは売上や営業成績などの推移を視覚的に表すのに適しています。グラフを思い浮かべた時に真っ先に思い浮かぶくらいよく使われるグラフで、基本的に横軸が時間、縦軸が数値となっています。
例として反映したデータは2020年度の営業販売数の推移を想定したものです。
グラフを作成し、挿入するにはいくつかの手順があります。
上の二つはツールバーのグラフのアイコン(画像の赤枠内)を使用します。
すでに作成済みのグラフを編集したい場合は、グラフの右上にある『︙(縦三点リーダー)』アイコンをクリックするとメニューが表示されるので、『グラフを編集』をクリックしてください。
グラフエディタが表示されますので、適宜数値などを編集してください。
スプレッドシートで作成したグラフは「png」、「pdf」、「svg」で書き出すことも可能です。 パワーポイントなどプレゼン資料や、illustratorなどのベクター編集ソフトでも利用できるのは使い勝手がいいですね。
データをまとめるのに便利なスプレッドシートですが、数値をより感覚的に認識してもらいやすくするためにはグラフを効果的に用いた視覚化は欠かせません。
例えば、ITリテラシーのあまり高くない人や、忙しい上司などに共有する場合などは、シートの1枚目にはグラフを用いた要点だけをまとめたものにし、シートの2枚目以降にそれぞれの詳細データを入れておき、参照する別シートの詳細データは保護しておくといった運用もあるでしょう。数値などのデータを最新のものに反映させればグラフも自動的に変わるので効率が良いです。
また、資料を作成する時に細かいデータはスプレッドシートでまとめ、グラフは画像として書き出してパワポなどのプレゼン用のシートやpdfに貼り付けるといったことも考えられます。
折れ線グラフは利用頻度も高いので使い方を覚えておきたいですね。スプレッドシートのグラフやチャートに関する記事は他の記事で紹介しています。
スプレッドシートの使い方については下記の記事でまとめていますので併せてお読みください。