スプレッドシートで範囲内から行と列を指定することで値を取り出せるINDEX関数について解説します。
index関数は、参照範囲内から行と列の組み合わせを指定して値を取り出してくれる関数です。構文は下記の通りシンプルです。まず『参照』する範囲を指定し、そこから行と列を指定、中にある値を返します。
=INDEX(参照, [行], [列])
それでは実際にindex関数を利用してみましょう。
参照範囲内から2行目と3列目の値を返したい場合は下記のようになります。
=index(C3:E9,2,3)
行単位、または列単位で取り出したい場合は『0』を入力します。下記のように入力することで、行単位で表示されるのが確認できます。
=index(C3:E9,3,0)
index関数で参照範囲に別シートを読み込むには範囲指定のとこで『シート名!範囲』と指定することで可能になります。
例えばシート名が『成績表』であった場合、下記のようになります。
=index(‘成績表’!C3:E9,3,0)
別シートのデータを読み込むことで、変更を加えて欲しくないセルやシートを保護しながら第三者と共有するなんてこともしやすくなります。
index関数はmatch関数と使われることが多く、一緒に使うことで簡易検索のような仕組みを作ることも可能です。
参照範囲内から指定した行と列で値を取り出すindex関数について解説してきました。
単体で使う機会はそれほど多くありませんが、他の関数と組み合わせることで活用の幅が拡がる関数なのでしっかりと理解した上で応用できるようにしたいですね。
スプレッドシートの関数の基本的なものを紹介しています。
スプレッドシートの使い方については下記の記事でまとめていますので併せてお読みください。